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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻3号

2001年02月発行

特集 消化管癌の深達度診断

トピックス

2.三次元超音波内視鏡による連続ラジアル断層像の応用

著者: 村田洋子1 鈴木茂1 光永篤1 中村真一1 星野容子1 井上雄志1 林和彦1 太田正穂1 笹川剛1 小熊英俊1 喜多村陽一1 井手博子1 高崎健1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.417 - P.422

文献概要

要旨 3D-EUSは,細径プローブをスパイラルスキャンし,連続した画像をコンピュータ内に送り,三次元構築する.長所は,自動的にスキャンするため,至適部位におけば連続的な画像が得られた.これは,従来行ってきた術者が最深部と考え画像を記録した方法と異なり,より客観的に診断可能である.そこで3D画像による診断と,従来の2D画像からの診断と比較検討した.検討例は,組織所見と対比可能であった食道癌66例,胃癌72例である.正診率は食道癌では,2D診断は76%,3D診断は83%であり,胃癌では2D診断81%,3D診断90%と3D診断が優れていた.特に,広く進展した腫瘍では有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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