icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻4号

2001年03月発行

今月の症例

トルイジンブルー・ヨード二重染色が病型診断に有用であった0-Ⅱa+Ⅱc型食道m3癌の1例

著者: 清水勇一1 三上雅史1 小西康平1 山本文泰1 関屋一都1 矢和田敦1 中里友彦1 塚越洋元1 細川正夫2 藤田昌宏3

所属機関: 1恵佑会札幌病院内科 2恵佑会札幌病院外科 3恵佑会札幌病院病理

ページ範囲:P.492 - P.494

文献概要

 〔患者〕74歳,男性.主訴:特になし.家族歴:特記すべきことなし.既往歴:50歳時より肺気腫で冶療中.現病歴:健診での上部X線検査にて胃の変形をチェックされ,近医受診.上部消化管内視鏡検査にて食道病変を指摘され,精査加療を目的として当科紹介入院となった.

 〔食道X線所見〕立位,軽い第1斜位の二重造影像で胸部中部食道に,数mmの不整形の比較的濃いバリウム斑が描出され,その内部には小さな顆粒状の透亮像が認められた(Fig.1a).病変の側面像を描出する目的で立位の強い第1斜位像を撮影したが,病変部が辺縁から少しずれていたために辺縁の硬化,または伸展不良の評価は困難であった(Fig.1b).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら