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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻4号

2001年03月発行

文献概要

今月の主題 潰瘍性大腸炎診断基準の問題点 主題症例

直腸に非典型的な所見を呈した潰瘍性大腸炎の1例

著者: 松田彰郎1 大井秀久1 西俣嘉人1 新原亨1 仁王辰幸1 島岡俊治1 田代光太郎1 西俣寛人1 下鑪研悟2

所属機関: 1鹿児島共済会南風病院消化器内科 2しもたたら内科・消化器科

ページ範囲:P.561 - P.566

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要旨 患者は51歳,女性.主訴は下痢.潰瘍性大腸炎と診断され治療中であったが,経過中に直腸に区域性の狭窄が出現した.狭窄部の粘膜からの生検で異型上皮は認められず,また経過中に狭窄の増悪はみられず癌の合併は否定的であった.狭窄の原因は特定されていないが,直腸に限局した炎症性の疾患が合併したものとして経過観察中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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