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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻4号

2001年03月発行

文献概要

症例

十二指腸に逸脱し巨大ポリープ状を呈した胃粘膜下異所腺の1例

著者: 浜本哲郎1 大久保美智子1 三浦直也1 越智寛1 堀立明1 鶴原一郎1 角賢一2 村田陽子2 浜副隆一2 松野充孝3 元井信4

所属機関: 1米子博愛病院内科 2米子博愛病院外科 3松野医院内科 4福山医師会総合健診センター病理診断部

ページ範囲:P.603 - P.609

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要旨 患者は63歳,女性.上腹部痛のため近医で上部消化管内視鏡検査を受け,胃のねじれ様の所見を認めたため,当院に紹介された.諸検査より胃粘膜下腫瘍の十二指腸への逸脱と考えて外科的治療を行った.手術標本の病理学的検索から,ポリープ状を呈した胃粘膜下異所腺の十二指腸への逸脱と考えられた.本例の胃粘膜下異所腺は巨大で独特の形状であり,また十二指腸への逸脱という極めて珍しい所見を呈していたため報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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