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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻5号

2001年04月発行

文献概要

今月の主題 早期の食道胃接合部癌 主題

食道胃接合部癌の治療―EMRの適応

著者: 小山恒男1 宮田佳典1 友利彰寿1 堀田欣一1 島谷茂樹1 山田繁1 比佐岳史1 古武昌幸1 高松正人1 都甲昭彦2

所属機関: 1佐久総合病院内科 2佐久総合病院外科

ページ範囲:P.683 - P.688

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要旨 食道胃接合部癌のEMRは常に接線方向からのアプローチになり視野が悪く,内腔が狭いため内視鏡の操作に制限があり,他部位のEMRより難しい.通常観察では病変の全体像を一視野に捉えることは困難だが,内視鏡の先端にフードを装着後に胃,食道腔内の空気を抜くと接合部が食道側に入り込み,見下ろしで観察することができるようになる.接合部病変が小さい場合にはこの状態での先端フード法が有効であるが,病変が大きい場合には従来では計画的分割切除の適応であった.われわれが開発したhooking EMR法は内視鏡視野が悪い接合部病変でも確実な一括切除が可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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