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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻6号

2001年05月発行

今月の主題 早期大腸癌の深達度診断にEUSと拡大内視鏡は必要か

序説

拡大内視鏡とEUSは早期大腸癌の診療に必要か?

著者: 多田正大1

所属機関: 1多田消化器クリニック

ページ範囲:P.749 - P.751

文献概要

 超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography;EUS)も拡大内視鏡も,20世紀の科学が産み出したハイテク技術を応用した診断法である.人類が宇宙へ旅立つ時代,遠隔操作で火星の土壌組成を調査しようという時代にあって,その技術のほんの一部を応用するだけで,人の消化管の小病変を判別できないはずがない.

 今号で早期大腸癌の深達度診断に果たすEUSと拡大内視鏡の意義を主題に取り上げることになったが,平凡ではあるが重要なテーマである.深達度診断を正確に行い,内視鏡治療の適応と限界を明確にするために,これらのハイテク診断技術は臨床の場でどのように生かされているのか,これらの位置づけと問題点について探ることは興味深い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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