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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻6号

2001年05月発行

消化管病理基礎講座

遺伝子関連の基本的用語

著者: 甲斐原司1 日下利広1 藤井茂彦1 川又均1 上田善彦1 藤盛孝博1

所属機関: 1獨協医科大学人体分子病理

ページ範囲:P.856 - P.862

文献概要

基本概念

1.DNA

 ほとんどの生物体または細胞内小器官において,遺伝情報を担っている物質.DNAは,ほとんどの場合,二本鎖であり,すべての体細胞の核内に存在している.通常DNAは核内に溶液の形で存在しているが,細胞分裂の際には凝縮し折り畳まれて,染色体という形のはっきりした構造になる.二本鎖DNAは,2つの鎖は反対向きに走り,互いの周りに二重らせんを形成している.一方の鎖の上のプリン塩基はワトソンークリック則(AかTと,GかCと対をつくる)に従って,他方の鎖のピリミジン塩基と特異的に水素結合する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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