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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻7号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 小腸腫瘍―分類と画像所見 序説

小腸腫瘍―最近5年間(1995~1999)の本邦報告例の集計

著者: 八尾恒良1 八尾建史1 真武弘明1 古川敬一1 永江隆1 本村明1 菊池陽介1 高木靖寛1 嶋津剛典1 頼岡誠1 久部高司1 八尾哲史1 西村拓1 蒲池紫乃1 竹下宗範1 永本和洋1 諸隈一平1 櫻井俊弘1 松井敏幸1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.871 - P.881

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要旨 1995~1999年,5年間の小腸原発性腫瘍の報告例を医学中央雑誌より抽出,集計し,20年前の集計と比較した.(1)原発性悪性腫瘍の組織型別頻度は癌157例,悪性リンパ腫146例,平滑筋肉腫140例,悪性神経原性腫瘍8例,カルチノイド8例,その他22例であった.(2)20年前の集計に比し,各組織別悪性腫瘍の明らかな増加傾向はなかった.(3)病変の存在部位は20年前の集計よりも良・悪性ともTreitz靱帯およびBauhin弁より離れた部位の病変が多い傾向があった.(4)GISTにおける免疫染色が行われた報告は1998年度以降では約半数であった.(5)そのほか腫瘍の大きさ,臨床症状など20年前の集計と大差なかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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