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今月の主題 小腸腫瘍―分類と画像所見
主題
文献概要
要旨 小腸カルチノイドは本邦では非常にまれな疾患であるとされているが,欧米では小腸腫瘍としては癌に次いで2番目に頻度の高い疾患である.その生物学的悪性度から癌に準じた早期発見,治療が必要とされている.現在小腸腫瘍における画像診断の主流はX線造影検査であるが,将来的に三次元画像診断などの新たな診断技術に期待がかかる.本稿では過去に報告されてきた小腸カルチノイドの画像診断の特徴を中心に,診断のポイントと予後を考慮した取り扱いについて述べる.
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