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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻7号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 小腸腫瘍―分類と画像所見 主題症例

von Recklinghausen病に合併した空腸gastrointestinal stromal tumor(GIST)の1例

著者: 垂水研一1 飯田三雄1 古賀秀樹1 松本啓志1 小堀陽一郎1 武田昌治1 藤村宜憲1 星加和徳1 角田司2 三上芳喜3

所属機関: 1川崎医科大学消化器内科Ⅱ 2川崎医科大学消化器外科 3川崎医科大学病理

ページ範囲:P.934 - P.936

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症 例

 患 者:von Recklinghausen病(VRD)の22歳,女性.1997年7月,検診にて貧血を指摘された.近医での胃小腸X線検査にて空腸に隆起性病変を認めたため当科へ紹介入院となった.

 ゾンデ法小腸造影所見 空腸に約2cm大の表面平滑な隆起性病変を認めた.圧迫しても形態変化に乏しく,頂上にはわずかなバリウムの溜まりが描出された.浅い潰瘍を伴った比較的硬い粘膜下腫瘍と思われた(Fig. 1a,b).上部消化管内視鏡検査,大腸内視鏡検査では異常所見は認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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