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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻7号

2001年06月発行

今月の主題 小腸腫瘍―分類と画像所見

主題症例

内視鏡的に切除した空腸孤在性Peutz-Jeghers型ポリープの1例

著者: 中村滋郎1 松本主之2 檜沢一興1 中村昌太郎1 廣田千治1 吉村龍司1 岩井啓一郎3 八尾隆史3 青柳邦彦4

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 2九州大学医学部附属病院光学医療診療部 3九州大学大学院医学研究院形態機能病理学 4福岡大学医学部第3内科

ページ範囲:P.967 - P.970

文献概要

要旨 患者は64歳,女性.1994年に回腸の狭窄性病変を指摘され回腸部分切除術を受けたところ,非乾酪性肉芽腫を認めた.その後,回腸末端部の狭窄と大腸のアフタ様病変が出現しCrohn病と確診された.1995年7月に経過観察のため施行した小腸X線検査で,上部空腸に頭部が小結節状を呈する有茎性隆起を認めた.Push式小腸内視鏡下にポリペクトミーを施行したところ,Peutz-Jeghers型ポリープと診断された.家族歴や皮膚症状に欠如し,単発性であったことから孤在性Peutz-Jeghers型ポリープと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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