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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻9号

2001年08月発行

文献概要

今月の主題 GIST(gastrointestinal stromal tumor)―概念と臨床的取り扱い 主題

超音波,超音波穿刺細胞診によるGISTの鑑別診断

著者: 村田洋子1 遠藤昭彦2 小熊英俊2 飯塚雄介3 星野容子1 中村真一1 太田雅穂2 林和彦2 笹川剛2 光永篤1 内田耕司4 喜多村陽一1 高崎健1

所属機関: 1東京女子医科大学附属消化器病センター消化器内視鏡科 2東京女子医科大学附属消化器病センター消化器外科 3さいたま市立病院 4公立豊里病院

ページ範囲:P.1157 - P.1162

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要旨 広義のgastrointestinal stromal tumor(GIST)を,いわゆる筋原性腫瘍とすると,超音波画像上,第4層と連続する腫瘍としてほぼ診断は可能であった.しかし,狭義のGIST(ST-type)は,内部低エコー域を有する確率は高いものの,神経原性,筋原性腫瘍と区別することは画像上困難であった.しかし,超音波穿刺細胞診(または生検)を行い,得られた検体に免疫学的染色を行うことにより確定診断は可能と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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