icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻1号

2002年01月発行

文献概要

今月の主題 食道m3・sm1癌の診断と遠隔成績 序説

m3・sm1食道癌の問題点と展望

著者: 吉田操1

所属機関: 1東京都立駒込病院外科

ページ範囲:P.9 - P.10

文献購入ページに移動
 はじめに

 本号のテーマはm3・sm1食道癌である.m3・sm1食道癌は,文句なく早期の癌であるm1,2癌と進行癌としての病態を有するsm2,3癌との境界領域の疾患である.リンパ節転移の頻度はm3・sm1食道癌両方合わせても10%程度ということが判明している.問題はどのような病変がリンパ節転移陽性か,判断するに足りるデータの蓄積が十分にないことである.各施設におけるm3・sm1食道癌の症例数はかなり増加したとは言え,まだ少ない.その結果,転移陽性症例に関するデータの蓄積はもっと少ないのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら