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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻12号

2002年11月発行

文献概要

今月の症例

8年の経過後,貧血にて発症した巨大十二指腸過誤腫性ポリープ(Peutz-Jeghers型)の1例

著者: 柏木宏之1 近藤泰理1 鈴木理香1 名久井実1 青木純2 梅村しのぶ3 鬼島宏3 幕内博康4

所属機関: 1東海大学医学部付属東京病院外科 2東海大学医学部付属東京病院消化器内科 3東海大学医学部付属東京病院病理 4東海大学医学部付属病院外科

ページ範囲:P.1502 - P.1504

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 〔患者〕 67歳,男性.主訴:貧血.家族歴:特記すべきことなし.既往歴:急性虫垂炎(30歳),十二指腸ポリープ(59歳).嗜好歴:特記すべきことなし.現病歴:1991年検診で十二指腸ポリープを指摘され,内視鏡的切除を勧められたが,本人の自己判断で来院せず経過観察となっていた。2000年5月中旬から立ちくらみを自覚し,症状持続するため,近医受診.貧血を指摘され,同院で上部消化管内視鏡施行.十二指腸下行脚に易出血性病変を認め,精査加療目的で当院紹介となった.

 〔入院時現症〕 身長167cm,体重60.Okg,眼瞼結膜に著明な貧血あり.腹部は平坦・軟.腫瘤触知などの異常は認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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