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編集後記 フリーアクセス
著者: 浜田勉
所属機関:
ページ範囲:P.1758 - P.1758
文献購入ページに移動隆起,平坦陥凹,びまんの所見別に各疾患の形態的な特徴が多くの症例呈示でまとめられ,生検に頼るまいとする各執筆者の苦労が感じられる.ただ,陥凹病変において,日常的によく遭遇する胃潰瘍の,特に悪性サイクルにおける診断ポイントにも言及してほしかったし,生検の有用性について少し論じてもよかったのではないかと思う.一時期低迷した拡大観察法による鑑別が2つの論文で報告されているが,胃でも大腸のpit patternのような分類が果たして一般化されるか研究段階でとどまるか今後の展開をみたい.また,病理側から癌と誤診される可能性のある疾患が述べられ,臨床側はこのことを十分頭に入れて臨床診断に対応する必要があると考えられた.
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