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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

文献概要

特集 消化管感染症2002 総論

1.消化管感染症の現況と動向―新しい感染症法の施行に伴って

著者: 竹田美文1

所属機関: 1実践女子大学生活科学部

ページ範囲:P.249 - P.252

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要旨 1999年(平成11年)4月の新しい感染症法の施行に関連して,消化管感染症の現況に変化が生じた.すなわち,コレラと細菌性赤痢の患者の入院期間が著明に短縮された.またコレラ,細菌性赤痢,腸チフス,パラチフスなどが食品衛生法の対象疾患として取り扱われるようになった.食中毒の届出に患者数1人の事例が急増したのも,感染症法施行の影響と考えられる.今後は感染症法と食品衛生法による消化管感染症の制御対策が,連携,融合する方向で行われることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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