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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

文献概要

特集 消化管感染症2002 総論

2.消化管感染症の診断手順―症候,血清,糞便検査,PCRを含む

著者: 斉藤裕輔1 藤谷幹浩1 渡二郎1 柴田直美1 前本篤男1 高後裕1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.253 - P.257

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要旨 感染性腸炎の鑑別診断を行う場合,最も重要なのは臨床所見である.詳細な病歴から感染性腸炎との診断が可能なばかりでなく,疾患の絞り込みも可能である.これに便や血液を用いた細菌学・生化学的検査所見を加えることでほとんど感染性腸炎の確定診断が可能となる.内視鏡生検組織を用いた組織検査,培養検査,さらに生検組織所見や病原菌に対する特殊染色・免疫組織化学・DNAプローブによる検索なども確定診断に有用である.X線・内視鏡などの画像所見は,病変の部位,形状,配列などを分析することで潰瘍性大腸炎やCrohn病などの狭義のIBDとの鑑別に有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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