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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

文献概要

特集 消化管感染症2002 各論 1.細菌性感染症

2)腸チフス・パラチフス

著者: 矢野祐二1 青柳邦彦2 松本主之3 飯田三雄1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 2福岡大学医学部第3内科 3九州大学附属病院光学医療診療部

ページ範囲:P.337 - P.341

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要旨 厚生労働省が2類感染症に指定している細菌感染症の腸チフス・パラチフスについて,特に腸チフスを中心に概説した.臨床像は腸チフスが重症であるが類似しており,いずれもニューキノロン製剤が奏功する.従来,腸チフスは終末回腸が好発部位とされてきたが,近年,右側結腸から左側結腸にかけて潰瘍性病変が発生することも明らかとなっている.重症度,病悩期間や治療の有無で消化管病変の程度に差はあるが,消化管病変の確認と病歴や血液検査所見を加味すれば本症を疑うことは困難ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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