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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

文献概要

特集 消化管感染症2002 各論 3.ウイルス性感染症

1)ヘルペスウイルス感染症

著者: 荒川丈夫1 山田義也2 門馬久美子1 吉田操3 榊信廣2 大橋健一4

所属機関: 1都立駒込病院内視鏡科 2都立駒込病院内科 3都立駒込病院外科 4都立駒込病院病理科

ページ範囲:P.395 - P.398

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要旨 消化管のヘルペスウイルス感染症は,まれな疾患であって,食道を除いては,胃,十二指腸,大腸のヘルペス感染症の報告はかなり少ない.当院でも,食道のヘルペス感染症が最近25年間で,数例経験されているのみである.ヘルペス食道炎,食道潰瘍は,癌の末期などの免疫不全状態や,後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome; AIDS)などのimmunocompromised hostにみられる日和見感染症であることがほとんどであるが,免疫不全状態のない,immunocompetent hostの報告もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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