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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

文献概要

特集 消化管感染症2002 各論 4.寄生虫性感染症

7)腸管条虫症

著者: 多田正大1

所属機関: 1多田消化器クリニック

ページ範囲:P.449 - P.453

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要旨 ヒトに寄生する多節条虫の種類は多いが,広節裂頭条虫,無鉤条虫などの大型条虫の感染によって,腹部不定愁訴が発現することがある.その診断は虫卵検査を行えば簡単に行えるが,画像診断を行う意義はその病態,特に条虫の小腸内寄生の状況を把握することである.X線検査の二重造影では描出は困難であり,圧迫法が効果をあげる.しかし単純に圧迫するのではなく,数秒間にわたって圧迫を継続していると,ふいに体節が視野に出現して識別できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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