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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻3号

2002年02月発行

特集 消化管感染症2002

ノート

性行為感染症(STD)の消化管病変

著者: 大川清孝1 青木哲哉1 追矢秀人1 後藤哲志2 吉田英樹2 阪上賀洋2

所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科 2大阪市立総合医療センター感染症センター

ページ範囲:P.459 - P.462

文献概要

要旨 STDの消化管病変はHIVの出現により頻度が増加し,種類も多彩となった.HIV感染や男性同性愛者であることがわかっている場合は,頻度の高い消化管病変を念頭に置き内視鏡を行う必要がある.HIV陽性者であればCD4数で日和見感染症をある程度予想することや混合感染が多いこと,男性同性愛者であればアメーバ腸炎が多いことやSTDの混合感染や再感染もあることに留意すべきである.HIV感染や男性同性愛者であることがわかっていない場合も,STDの消化管病変の内視鏡像を熟知していれば正しい診断は可能である.内視鏡像からHIV感染を推測することも可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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