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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻4号

2002年03月発行

文献概要

今月の主題 Helicobacter pylori除菌に伴う問題点 主題

Helicobacter pylori除菌非奏効病変の特徴―胃MALTリンパ腫:臨床

著者: 小野裕之1 小田一郎1 乾哲也1 後藤田卓志1 神津隆弘1 山口肇1 斉藤大三1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院内視鏡部

ページ範囲:P.521 - P.529

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要旨 H. pylori陽性かつ限局期の胃MALTリンパ腫に対するH. pylori除菌は,第一選択の治療法として定着しつつあるが,除菌非奏効例に対する臨床的取り扱いが問題となっている.われわれは,除菌療法が施行された胃MALTリンパ腫74例(うち非奏効例26例)について検討を行い,肉眼型では隆起・潰瘍型が,また除菌前H. pylori陰性例では除菌に抵抗性であり,また経過中の増悪も来しやすいことから適切な二次治療へ速やかに移行するべきと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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