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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻6号

2002年05月発行

文献概要

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書評「内科レジデントデータブック 第2版」

著者: 小林祥泰1

所属機関: 1島根医科大学第3内科

ページ範囲:P.862 - P.862

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 本書は初版から13年目の大幅改訂を行った,いわば21世紀に生まれ変わった内科の臨床必携データブックであり,レジデント,内科認定医には必須のデータが詰まったポケット辞書である.

 Evidence based Medicine(EBM)が急速に普及しつつあり,EBMには疾患の定義や診断基準の共通化,症候の重症度分類の標準化が必須である.これらが標準化されなければ,日本の中ですら違う言葉で話しているようなもので,EBMを活用できない.グローバリゼーションの進む国際社会ではあらゆる基準の標準化が進められている.特に欧州連合(EU)では統合に伴って,医療関係でも広範な標準化が行われつつあると言う.それからみれば日本の中で基準などを統一するのは,はるかにやさしいはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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