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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻6号

2002年05月発行

文献概要

早期胃癌研究会症例

内視鏡診断が困難であった胃脂肪腫の1例

著者: 追矢秀人1 大川清孝1 青松和揆1 山崎智朗1 中井隆志1 青木哲哉1 川崎靖子1 倉井修1 木岡清英1 根引浩子1 岡博子1 井上健2 佃博2 小田淳郎3 市川和男4

所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科 2大阪市立総合医療センター病理部 3大阪市立総合医療センター放射線科 4市川センタークリニック

ページ範囲:P.871 - P.876

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要旨 患者は46歳,女性.検診の上部消化管内視鏡検査にて前庭部前壁に隆起性病変を指摘された.病変は頂部にDelleを伴っていたが,約1年10か月後の内視鏡検査にて隆起部分全体に発赤を伴う形態に変化していた.内視鏡所見では粘膜下腫瘍が疑われたが,全体に赤色調を呈し,病変は起立しておりcushion signは認めず質的診断は困難であった.腹部CT検査,超音波内視鏡検査が行われ,胃脂肪腫と診断し,内視鏡的切除を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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