文献詳細
文献概要
--------------------
編集後記
著者: 芳野純治
所属機関:
ページ範囲:P.878 - P.878
文献購入ページに移動 十二指腸では十二指腸潰瘍や腫瘍性病変が本誌の主題としてこれまで取り上げられてきている.しかし,非腫瘍性のびまん性病変は本誌では本号がはじめて取り上げた企画である.
十二指腸の非腫瘍性びまん性病変は序説で述べられているように原発性(非特異性)十二指腸炎,続発性(特異性)十二指腸炎,十二指腸炎以外の病変の3種に分類される.このうち,原発性(非特異性)十二指腸炎の一疾患を除くと,他は全身の各種の疾患の部分症として現れている.多数の疾患が十二指腸にも所見を呈していることを改めて理解する必要がある.しかし,現在のところ一部の疾患を除いて,症例の集積は十分とは言えない.したがって,特徴が十分に解析されている疾患もみられるが,まだ不十分と感じられる疾患も多々みられる.症例の集積がまだ必要である.本号に掲載された症例を熟読され,症例が掘り起こされ集積されることを期待しているとともに,本号がそのきっかけになれればと考えている.
十二指腸の非腫瘍性びまん性病変は序説で述べられているように原発性(非特異性)十二指腸炎,続発性(特異性)十二指腸炎,十二指腸炎以外の病変の3種に分類される.このうち,原発性(非特異性)十二指腸炎の一疾患を除くと,他は全身の各種の疾患の部分症として現れている.多数の疾患が十二指腸にも所見を呈していることを改めて理解する必要がある.しかし,現在のところ一部の疾患を除いて,症例の集積は十分とは言えない.したがって,特徴が十分に解析されている疾患もみられるが,まだ不十分と感じられる疾患も多々みられる.症例の集積がまだ必要である.本号に掲載された症例を熟読され,症例が掘り起こされ集積されることを期待しているとともに,本号がそのきっかけになれればと考えている.
掲載誌情報