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文献詳細

雑誌文献

胃と腸37巻9号

2002年08月発行

今月の主題 胃粘膜内癌EMRの適応拡大と限界

主題

胃EMRの適応拡大:大きさからみて―一括切除を目指した手技の工夫と成績:Hookingナイフ法with intra-gastric lesion lifting method

著者: 小山恒男1 菊池勇一2 島谷茂樹1 友利彰寿1 堀田欣一1 宮田佳典1 山田繁1

所属機関: 1佐久総合病院胃腸科 2佐久総合病院内視鏡室

ページ範囲:P.1155 - P.1161

文献概要

要旨 Hookingナイフ法は病変周囲粘膜を切開した後に,Hookingナイフを用いて粘膜下層の線維や血管を切離することで,大きく正確な一括切除を可能とした新たなEMR手技である.今回紹介したingra-gastric lesion lifting methodを併用することで粘膜下層の剥離が容易となる.また,切開前血管凝固法を用いると出血を予防することができ,良い視野で切離を続けることができる.これらの手技を用いると占居部位,大きさにかかわらず一括切除が可能であるが,初心者は2cm以下の病変切除から開始することをお勧めする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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