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文献詳細

雑誌文献

胃と腸38巻12号

2003年11月発行

文献概要

今月の症例

大腸脂肪腫の1例

著者: 宗本義則1 天谷奨1 井上剛志1 俵矢香苗1 大端考1 斉藤英夫1 藤沢克憲1 笠原善郎1 三井毅1 浅田康行1 飯田善郎1 三浦将司1

所属機関: 1福井県済生会病院外科

ページ範囲:P.1608 - P.1610

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 〔患者〕 67歳,女性.2002年2月より下痢,右下腹部痛を認めた.2002年3月近医にて超音波,CT検査で上行結腸に腫瘍を認め,注腸検査で腸重積となっていたため2002年3月12日当院紹介入院となった.入院時には腸重積は整復されていた.

 〔超音波所見〕 上行結腸に約4cmの高エコー腫瘍を認めた.

 〔CT所見〕 上行結腸に約5cmの内部低輝度の腫瘍を認めた(Fig.1).

 〔注腸所見〕 上行結腸に約5cmの類円形の腫瘍を認め,腫瘍の表面は比較的平滑で頂部にわずかにびらんを認めた.腫瘍の立ち上がりは滑らかで一部bridging foldを認めた(Fig.2a, b).また憩室を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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