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学会印象記
DDW-Japan 2002(第10回日本消化器関連学会週間)―食道に関するテーマを中心に
著者: 河野辰幸1
所属機関: 1東京医科歯科大学食道・胃外科
ページ範囲:P.316 - P.316
文献購入ページに移動連日掲示されたポスター演題は自由な時間帯にゆっくり見て歩くことができ,メモや写真をとることも容易で,勉強する側には最も優れた発表形式だと思えた.食道関係の演題から拾ってみると,Barrett食道,GERD(gastroesophageal reflux disease),悪性腫瘍,良性腫瘍,食道EMRや新技術,その他などの項目で多くの研究成果が報告されていた.珍しい良悪性疾患の症例報告やEMRの更なる技術的工夫,Helicobacter pyloriとGERDの関係など,常連的な演題はもちろん,Barrett食道の拡大観察や狭帯域フィルター内視鏡システムの報告なども多くなってきていた.内視鏡関連では,機器の進歩が研究をリードする状況は相変わらずであったが,それだけに最新の機器を持たない施設からの独創的な研究報告にはインパクトがあると感じられた.
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