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文献詳細

雑誌文献

胃と腸38巻3号

2003年03月発行

消化管造影・内視鏡観察のコツ

〔早期胃癌研究会における提示の基本〕提示前の準備と画像構成

著者: 斉藤裕輔1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.374 - P.378

文献概要

はじめに

 早期胃癌研究会で提示される症例は,(1)まれな症例,(2)診断に苦慮した,または臨床・病理学的に問題のある症例,(3)画像の美しい典型的な症例,に分類され,提示症例は(1)と(2)が多いようである.これら,いずれの症例も,その呈示の仕方一つで,会場の全員に深く記憶されるようなすばらしい症例となったり,症例自体はすばらしいものの,症例の価値がわかりにくく,残念ながら参加者の記憶に残らない症例も多く経験するところである.研究会で症例を提示するときに最も重要な点は,呈示症例の問題点を明らかにすること.また,その問題点を討論するに十分な画像資料を準備することである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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