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文献詳細

雑誌文献

胃と腸38巻8号

2003年07月発行

今月の主題 経過観察からみた大腸癌の発育・進展sm癌を中心に

症例検討

経過観察された大腸癌症例―特集のまとめ

著者: 鶴田修1

所属機関: 1久留米大学第2内科

ページ範囲:P.1145 - P.1154

文献概要

対象

 1. 対象病変の選択

 集められた「経過観察された大腸癌症例」は46病変であったが,今回の検討では初回検査に内視鏡を施行した41病変を対象とした.

 2. 対象病変の発生部位(Fig.1)

 41病変の分布は直腸12病変(29.3%),S状結腸11病変(26.8%),下行結腸5病変(12.2%),横行結腸7病変(17.1%),上行結腸2病変(4.9%),盲腸4病変(9.8%)であった.

 3. 対象病変の経過観察期間

 41病変の観察期間は最短0.8か月,最長102.0か月,平均29.4か月であった.

 また,41病変中初回内視鏡検査時に生検が施行されていた病変は25病変で,その経過観察期間は最短2.0か月,最長102.0か月,平均32.9か月であった.

参考文献

1)大腸癌研究会(編).大腸癌取扱い規約,6版.金原出版, 1998
2)工藤進英,曽我淳,下田聰,他.大腸sm癌のsm浸潤の分析と治療方針─ sm浸潤度分類について.胃と腸 19 : 1349-1356, 1984
3)Shimoda T, Ikegami M, Fujisaki J, et al. Early colorectal carcinoma with special reference to its development de novo. Cancer 64 : 1138-1146, 1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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