文献詳細
今月の主題 経過観察からみた大腸癌の発育・進展sm癌を中心に
症例検討
文献概要
対象
1. 対象病変の選択
集められた「経過観察された大腸癌症例」は46病変であったが,今回の検討では初回検査に内視鏡を施行した41病変を対象とした.
2. 対象病変の発生部位(Fig.1)
41病変の分布は直腸12病変(29.3%),S状結腸11病変(26.8%),下行結腸5病変(12.2%),横行結腸7病変(17.1%),上行結腸2病変(4.9%),盲腸4病変(9.8%)であった.
3. 対象病変の経過観察期間
41病変の観察期間は最短0.8か月,最長102.0か月,平均29.4か月であった.
また,41病変中初回内視鏡検査時に生検が施行されていた病変は25病変で,その経過観察期間は最短2.0か月,最長102.0か月,平均32.9か月であった.
1. 対象病変の選択
集められた「経過観察された大腸癌症例」は46病変であったが,今回の検討では初回検査に内視鏡を施行した41病変を対象とした.
2. 対象病変の発生部位(Fig.1)
41病変の分布は直腸12病変(29.3%),S状結腸11病変(26.8%),下行結腸5病変(12.2%),横行結腸7病変(17.1%),上行結腸2病変(4.9%),盲腸4病変(9.8%)であった.
3. 対象病変の経過観察期間
41病変の観察期間は最短0.8か月,最長102.0か月,平均29.4か月であった.
また,41病変中初回内視鏡検査時に生検が施行されていた病変は25病変で,その経過観察期間は最短2.0か月,最長102.0か月,平均32.9か月であった.
参考文献
1)大腸癌研究会(編).大腸癌取扱い規約,6版.金原出版, 1998
2)工藤進英,曽我淳,下田聰,他.大腸sm癌のsm浸潤の分析と治療方針─ sm浸潤度分類について.胃と腸 19 : 1349-1356, 1984
3)Shimoda T, Ikegami M, Fujisaki J, et al. Early colorectal carcinoma with special reference to its development de novo. Cancer 64 : 1138-1146, 1989
掲載誌情報