文献詳細
消化管造影・内視鏡観察のコツ
文献概要
はじめに
上部消化管X線検査におけるルーチン検査は単に異常を指摘するだけではなく,質的診断までも可能な検査であることが望ましい.しかし,主とした目的がスクリーニングとして行われるルーチン検査ではフィルム枚数や検査時間などの制約があるため,病変の全貌をとらえることができない場合もあるが,少なくとも病変を見逃さないことが求められる.上部消化管X線検査は二重造影法,圧迫法,充盈法,前壁薄層法あるいは前壁レリーフ法が用いられるが,これらの利点・欠点を熟知した上で行う必要がある.
上部消化管X線検査におけるルーチン検査は単に異常を指摘するだけではなく,質的診断までも可能な検査であることが望ましい.しかし,主とした目的がスクリーニングとして行われるルーチン検査ではフィルム枚数や検査時間などの制約があるため,病変の全貌をとらえることができない場合もあるが,少なくとも病変を見逃さないことが求められる.上部消化管X線検査は二重造影法,圧迫法,充盈法,前壁薄層法あるいは前壁レリーフ法が用いられるが,これらの利点・欠点を熟知した上で行う必要がある.
参考文献
1)加来幸生,馬場保昌.胃X線検査のポイント─私の検査法:私のルーチン撮影法.胃と腸 25 : 1358-1359, 1990
2)八尾恒良.胃X線検査のポイント─私の検査法:私のルーチン撮影法.胃と腸 25 : 1478-1479, 1990
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4)胃X線撮影法標準化委員会.新・胃X線撮影法(間接・直接)の基準.日本消化器集団検診学会雑誌 40 : 437-447, 2002
5)芳野純治.胃X線検査のポイント─私の検査法:圧迫像撮影の時期・方法・部位.胃と腸 25 : 620-621, 1990
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