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文献詳細

雑誌文献

胃と腸39巻7号

2004年06月発行

文献概要

今月の主題 胃癌術後の残胃癌 主題

早期の残胃癌の特徴―診断のポイント―内視鏡

著者: 長南明道1 三島利之1 石橋潤一1 松田知己1 三宅直人1

所属機関: 1仙台厚生病院消化器内視鏡センター

ページ範囲:P.1031 - P.1034

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要旨 胃癌術後の残胃癌は胃体上部小彎・後壁の分化型,隆起型癌が多い.また,残胃癌も早期発見されれば予後は良い.以上を念頭に置いて,内視鏡的には,丈の低い褪色隆起,あるいはにじみ出し出血を見逃さない注意深い観察が大切である.また,条件が悪いときには病変がマスクされている可能性を考慮して,積極的に再検を勧めるべきである.

参考文献

1)小野田尚佳,前田清,澤田鉄二,他.残胃の癌のサーベイランス法.消化器外科 23 : 1101-1106, 2000
2)荒川丈夫,榊信廣.残胃早期癌の治療―EMRの適応と手技.消化器内視鏡 11 : 1537-1541, 1999
3)上西紀夫,下山昇二,山口浩和,他.「残胃の癌」の分類と発生機序.消化器外科 16 : 1253-1265, 1993
4)小野田尚佳,佐藤成,前田清,他.内視鏡による残胃の早期癌の診断法.消化器内視鏡 11 : 1531-1535, 1999
5)佐藤匡,結城豊彦,野田裕,他.それぞれ内視鏡的に治療が可能であった残胃多発癌の1例.消化器内視鏡 11 : 1549-1553, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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