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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻1号

1969年01月発行

文献概要

今月の主題 大彎側の病変 症例

非定型的Ⅱc+Ⅲ型早期胃癌の1例

著者: 平塚秀雄1 谷上好文1 長谷川充輝1 上砂紀1 飯岡一彦1 黒田澄1 飯島幹夫2 武藤五郎3 木暮喬4 木村健5 竹本忠良6 吉井隆博7

所属機関: 1平塚外科胃腸科病院 2山梨中央病院内科 3国立甲府病院 4東京大学医学部放射線科 5東京大学医学部中尾内科 6東京女子医科大学消化器病センター 7日本医科大学病理学教室

ページ範囲:P.47 - P.52

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Ⅰ.緒言

 早期胃癌のなかでもⅡc+Ⅲ型はすでに診断容易なものとなっており,今日の早期胃癌診断学の興味の焦点からはずされている感がないでもない.しかし非定型的な揚合には依然としてX線,内視鏡診断上なお多くの問題を残している.

 われわれは,胃集団検診で胃潰瘍を発見され,内視鏡検査で早期胃癌Ⅱc+Ⅲと診断,生検で癌と確診した手術例において,その肉眼所見は普通のⅡcと異なり陥凹の周界がやや不明瞭であり,病理組織学的にも癌の拡がりは陥凹に一致していなかったという非定型的なⅡc+Ⅲ型早期胃癌を経験したのでその概要を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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