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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻10号

1969年10月発行

今月の主題 早期癌とその周辺

症例特集

巨大皺襞と胃血管腫の共存例

著者: 中村克衛1 河村奨1 白石徹1 関谷智雄1 岡沢寛1 古谷達男2

所属機関: 1山口大学医学部第一内科 2山口大学医学部第一外科

ページ範囲:P.1235 - P.1239

文献概要

Ⅰ.はじめに

 胃に発生する腫瘍はその大部分が癌腫で癌腫以外の悪性腫瘍,あるいはポリープ以外の良性腫瘍はいずれも少ない.なかでも胃血管腫は極めて稀で本邦では数例の報告があるにすぎない.また巨大皺襞は蛋白喪失の観点から近年特に注目されるようになり,Ménétrier's diseaseと言われる蛋白喪失性胃炎とそうでないものとに分けられるが,その本態はなお明らかでない.

 われわれは胃の広範な領域にわたり巨大皺襞を伴った胃血管を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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