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今月の主題 早期癌とその周辺 症例特集
胃のReactive Lymphoreticular Hyperplasia
著者: 浜家一雄1 友保敏2 片岡和男2 間野清志2 武居篤史3 矢部泰弘3
所属機関: 1岡山済生会総合病院病理部 2岡山済生会総合病院外科 3岡山済生会総合病院内科
ページ範囲:P.1271 - P.1275
文献購入ページに移動胃腸に原発するリンパ腫は比較的予後が良好であり,その他のリンパ腫に比べて臨床病理学的にuniqueな存在であるとされていた.しかしSmith & Helwig1),Faris & Salzstein2),Jacobs3),中村4)5)らにより“reactive lymphoid hyperplasia2)”“pseudolymphoma3)”,“reactive lymphoreticular hyperplasia4)”などと呼称されているentityが胃リンパ腫に含まれていることが明らかにされた.筆者らは最近このグループに属すると思われる3例を経験し,うち2例は7年ないし4年の経過観察を行なったのでそれらを報告し,特にこの疾患と悪性リンパ腫への移行の可能性について論じてみたい.
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