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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻10号

1969年10月発行

文献概要

今月の主題 早期癌とその周辺 症例特集

3年3ヵ月間X線で経過が観察された早期胃癌の1例

著者: 高邑裕太郎1 戸塚侑1 柳川荘一郎1 遠藤茂2

所属機関: 1横浜市立大学医学部福島内科 2横浜市立大学医学部山岸外科

ページ範囲:P.1293 - P.1297

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Ⅰ.はじめに

 X線ならびに内視鏡検査における記録性の向上を胃癌の進展ないし経過に関しても種々の知見をもたらしつつある.すなわち胃癌の少なくも一部のものにおいては,あるいはまた少なくもある時期においてはその進展が相当に緩徐であることはもはや周知の事実といえよう.さらにまた悪性潰瘍においてもニッシェの縮少,消失,増大の反覆がおこりうることは,いわゆる悪性life cycleとして諸家の報告にみるごとくである.以下X線像により病変の推移を観察しえたかかる1症例について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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