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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻2号

1969年02月発行

今月の主題 上部消化管の出血

症例

Ⅱb型早期胃癌の1例―潰瘍瘢痕と鑑別のむずかしい症例

著者: 土井偉誉1 十林賢児1 細井董三1 白浜竜興1 森脇昭介2 佐藤実3 大野致3 曾田益弘3 目黒文明3 石光鉄三郎4 星加晃4 粟津良裕4

所属機関: 1国立松山病院四国地方がんセンター放射線科 2国立松山病院四国地方がんセンター病理 3国立松山病院四国地方がんセンター外科 4国立松山病院四国地方がんセンター内科

ページ範囲:P.203 - P.208

文献概要

Ⅰ.まえがき

 Ⅱb型早期胃癌のように,ほとんど粘膜面に凹凸の変化を呈さない病変では,現在の進歩したX線診断技術をもってしても,その確診は極めて困難である.幸に本例では,胃潰瘍が合併していたため,病変部の存在は容易に気付くことが出来た.しかし,X線,内視鏡の所見からは,悪性を疑いつつも確診所見に乏しく,特に悪性変化の及ぶ範囲の決定が出来ず,結局,胃生検により癌を証明し,手術を施行した.(昭和42年11月6日手術)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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