文献詳細
今月の主題 胃癌深達度の診断と経過観察
研究
文献概要
Ⅰ.緒言
十二指腸良性腫瘍は十二指腸癌とともに比較的まれな疾患である.Cruveilhierが剖検で発見,発表したのが最初であるといわれているが,最近まで欧米では422例,本邦では87例が報告されている.十二指腸癌は欧米で649例,本邦で238例報告されており,良性腫瘍の報告は癌よりいくらか下まわるようである.
その発見率についてはReiford100)の56,500剖検例よりわずか13例,Hoffmann49)の17年間の手術切除標本64,300例および24年間の剖検25,000例中8例発見されているのみであり,これらの発見率は0.02%ないし0.03%と低率である.
十二指腸良性腫瘍は十二指腸癌とともに比較的まれな疾患である.Cruveilhierが剖検で発見,発表したのが最初であるといわれているが,最近まで欧米では422例,本邦では87例が報告されている.十二指腸癌は欧米で649例,本邦で238例報告されており,良性腫瘍の報告は癌よりいくらか下まわるようである.
その発見率についてはReiford100)の56,500剖検例よりわずか13例,Hoffmann49)の17年間の手術切除標本64,300例および24年間の剖検25,000例中8例発見されているのみであり,これらの発見率は0.02%ないし0.03%と低率である.
掲載誌情報