文献詳細
文献概要
今月の主題 稀な胃病変
本邦における胃石症について
著者: 古賀正道1
所属機関: 1北九州市小倉区・古賀胃腸クリニツク
ページ範囲:P.575 - P.582
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
胃石,あるいは胃石症に関する報告は,永富1)の文献を初めとしてかなり多数の報告があり,筆者のささやかな蔵書からだけでも,139例(256個)におよぶので,外科系の文献,並びに未発表の症例を加えると悠に200例以上の症例があるものと考えられるが,その多くは柿胃石に関するもので,これは本邦胃石症の特徴である.
かかる柿胃石の外に藺草2),昆布3)~8),蕗10),蕨78),海苔11),大根12),落花生8)9),葡萄14)またはオーイタビ15)16),すぐり17)などによる植物胃石,あるいは毛髪胃石18)~32)101)129),金属胃石78)などの
報告がある.
胃石,あるいは胃石症に関する報告は,永富1)の文献を初めとしてかなり多数の報告があり,筆者のささやかな蔵書からだけでも,139例(256個)におよぶので,外科系の文献,並びに未発表の症例を加えると悠に200例以上の症例があるものと考えられるが,その多くは柿胃石に関するもので,これは本邦胃石症の特徴である.
かかる柿胃石の外に藺草2),昆布3)~8),蕗10),蕨78),海苔11),大根12),落花生8)9),葡萄14)またはオーイタビ15)16),すぐり17)などによる植物胃石,あるいは毛髪胃石18)~32)101)129),金属胃石78)などの
報告がある.
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