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書評「Atlas of Gastrointestinal Surgery」
著者: 青柳安誠1
所属機関: 1京都大学医学部
ページ範囲:P.643 - P.643
文献購入ページに移動 中山恒明教授自身については,いまさらここに書かなくても読者諸君がよくご存じであるが,私は三年前の三月五日付け毎日新聞の「外科医十話」第八話の中で『千葉大学を去った中山教授は今こそ雲をえた竜の如くに思われ今後の活躍を期待しているものである』と述べた.事実中山教授はその後周囲の事態に恵まれて,東京女子医大消化器病センターの主任教授として,自分の思うがままにその頭と腕を縦横にふるっておられるのである.
あの建物の中には,ありとあらゆる第一級の必要設備が整えられていて,この頃の他大学にみられる騒動もなく,広く日本ないし外国から集ってくる意欲ある若い外科医たちを和気あいあいのうちに教育しておられる姿はまことに羨しいかぎりで,ご本人としても喜びに満ちた毎日の生活であろうと,想像にかたくない.
あの建物の中には,ありとあらゆる第一級の必要設備が整えられていて,この頃の他大学にみられる騒動もなく,広く日本ないし外国から集ってくる意欲ある若い外科医たちを和気あいあいのうちに教育しておられる姿はまことに羨しいかぎりで,ご本人としても喜びに満ちた毎日の生活であろうと,想像にかたくない.
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