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今月の主題 胃の変位と変形(1) 症例
早期食道癌の1例
著者: 平田克治1 飯塚紀文1 三富利夫1 御厨修一2 飯田孔陽2 町田孝子2 池田茂人3 広田映五4 大沼貞雄5 菊地隆三6
所属機関: 1国立がんセンター病院外科 2国立がんセンター病院放射線科 3国立がんセンター病院気管食道科 4国立がんセンター病院病理部 5山形市立病院済生館内科 6山形県立成人病センター
ページ範囲:P.781 - P.786
文献購入ページに移動現在消化器癌の治療成績を向上させるためには,早期発見および早期治療が最良の方法であることはもちろんである.胃癌においては診断技術の進歩によって多数の早期例が発見され治療されているが,食道癌では臓器の形態や機能上から早期発見は難しく,わが国においてもいまだ数例の報告を見るに過ぎない.最近われわれは極めて小さい早期食道癌の1例に遭遇し,これを切除し得たのでここに報告する.
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