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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻6号

1969年06月発行

文献概要

技術解説

私の切除標本接写法およびレ線フィルム複写法

著者: 忍田謹吾1

所属機関: 1小山中央病院胃腸科

ページ範囲:P.807 - P.810

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Ⅰ.はじめに

 昭和33年春頃当地の病院に着任して,ぼつぼつ胃の手術患者が訪れるようになってきた頃,切除標本を写真に撮っておいて整理してみようかと考えた,なにしろレ線検査も手術も一人でしなければならない環境にあったので,手間のかかる方法では永続きしないことは必定である.そこで知人の写真家嘉納恵一郎氏に相談して設計していただき,写真技術の知識にとぼしい私にも写せる接写装置ができあがった.私はこれを嘉納式接写装置と名づけ,以来現在まで愛用している.

 設計者の許しをえたので,この接写装置の紹介と本装置を用いての切除標本接写法およびレ線フィルム複写法を以下に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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