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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻6号

1969年06月発行

診断の手ほどき

表面隆起(Ⅱa)型の考え方

著者: 村上忠重1

所属機関: 1順天堂大学医学部外科

ページ範囲:P.811 - P.812

文献概要

 ポリープから癌が発生すると考えた場合,それをポリープ癌と呼ぶ.一般にポリープといえば,茎があってその尖端に苺のような塊りが附着しているものを想像する.したがって,ポリープ癌もおのずと茎があって胃粘膜から高く突出している癌という意味になる.これを隆起型あるいは1型の早期癌と名づけたわけである.

 これに比較してⅡa型(表面隆起型)というのはもっと低いもの,胃の粘膜面からわずかに隆起した早期胃癌を意味させたつもりであった.Ⅰ型が,富士山を代表者とする山のことなら,Ⅱa型は蒲団着て寝たる姿や東山の山か,あるいは丘のつもりであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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