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文献詳細

雑誌文献

胃と腸4巻7号

1969年07月発行

文献概要

今月の主題 胃の変位と変形(2) 綜説

潰瘍による胃の変形

著者: 増田久之1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.837 - P.844

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Ⅰ.はじめに

 胃の変形という揚合には,胃が全体として形を変え,本来の胃の形状からかけはなれている場合を指すのが普通である.しかし胃の輪郭,たとえば小彎や大彎をとりあげてみた際に,その一部分がある程度の陥凹や突出を形成することがあり,これも一種の変形といってもよいわけであるが(広義変形),胃全体としての変形はほとんどなく,限局性変形とも呼ぶべきものである.このように,胃の変形には2種類があるが,一般に胃の変形という場合には,限局性変形は含まれないのが普通であり,まず全体性変形(狭義変形)が問題にされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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