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今月の症例
特異な形態を呈した出血性十二指腸GISTの1例
著者: 郷田憲一1 斉藤彰一1 池上雅博2 田尻久雄13 小林克敏4 三森教雄4 矢永勝彦4 名越和夫5 佐藤寿一5
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内視鏡科 2東京慈恵会医科大学病理 3東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科 4東京慈恵会医科大学外科 5名越クリニック
ページ範囲:P.1592 - P.1595
文献購入ページに移動〔上部消化管内視鏡所見〕 下十二指腸角より約3cm肛門側に,内腔に突出する隆起性病変を認めた.急峻な立ち上がりを呈する病変基部の上皮は,周囲の十二指腸粘膜と同様であり,明らかな境界はなかった(Fig. 1a).大小様々な類円形~不整形の多発潰瘍を伴っており,潰瘍底は,やや混濁した半透明の膜で被覆されていた(Fig. 1b).色素撒布像では,潰瘍部以外は絨毛様の粘膜で覆われていた(Fig. 1c).
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