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今月の主題 いわゆる側方発育型大腸腫瘍の治療法を問う 主題
いわゆる側方発育型大腸腫瘍の治療―内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
著者: 工藤由比1 矢作直久1 飯塚敏郎1 布袋屋修1 長島夏子1 大塚隆文1 島岡俊治1 水野英雄1 橋本光代1 山本敬1
所属機関: 1虎の門病院消化器科
ページ範囲:P.1806 - P.1811
文献購入ページに移動近年の内視鏡治療技術の進歩は目覚ましく,大型腫瘍においてもESDによる治療の適応拡大が可能となった.大腸腫瘍の中で,LSTは側方への発育を主体とする腫瘍であり,内視鏡治療の良い適応と考えられるが,LST-NGの場合はsm浸潤のリスクが高くなるため,ESDによる一括切除が望ましいと考えられる.しかし,ESDは偶発症のリスクも高いため,拡大内視鏡等によるきちんとした術前診断を行ったうえで,術者や施設を限定して実施すべきものと考えられる.
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