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文献詳細

雑誌文献

胃と腸40巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 いわゆる側方発育型大腸腫瘍の治療法を問う 主題

いわゆる側方発育型大腸腫瘍の治療―私はこう考える

著者: 豊永高史1 西野栄世2 廣岡大司1

所属機関: 1岸和田徳州会病院消化器内科 2岸和田徳州会病院病理

ページ範囲:P.1836 - P.1839

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 当科では20mmを超えるような大腸病変にFlexナイフを,最近ではFlushナイフ1)2)を用いる方法でESD(endoscopic submucosal dissection)を施行している.2003年1月に局注剤をヒアルロン酸ナトリウムに変更以来現在まで,深部浸潤による中止例を除き152例連続で一括完全切除が得られており,難易度・危険性が高いとされる大腸においても一部の困難例を除きスムーズな切除が可能になっている状況である3)4)

参考文献

1)豊永高史,西野栄世,廣岡大司.送水機能付きショートニードルナイフ(Flush knife)の開発. 消化器内視鏡,2005(in press)
2)Toyonaga T, Nishino E, Hirooka T, et al. Use of short needle knife for esophageal endoscopic submucosal dissection. Digestive Endoscopy 17 : 240-246, 2005
3)豊永高史,西野栄世,廣岡大司,他.大腸病変に対する内視鏡的粘膜下層離術(ESD)の導入と処置具の選択.消化器内視鏡 16 : 1473-1480, 2004
4)Toyonaga T, Nishino E, Hirooka T, et al. Endoscopic submucosal dissection for large colorectal tumors. Gastrointestinal Endoscopy 61 : AB266, 2005
5)豊永高史.ESDのコツ偶発症とその対策―手技的なものを中心に.消化器内視鏡 17 : 639-649, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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