icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸40巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 消化管の出血性疾患2005 総論 2.消化管出血に対する画像診断法と今後の展開

5)出血シンチグラフィー

著者: 松木充1 小森剛1 可児弘行1 谷掛雅人1 楢林勇1 平田一郎2 勝健一2

所属機関: 1大阪医科大学放射線医学教室 2大阪医科大学第2内科学教室

ページ範囲:P.479 - P.484

文献購入ページに移動
要旨 消化管出血の診断は,一般的に内視鏡検査が第一選択とされるが,特に小腸からの出血の場合,内視鏡での観察は困難である.続いて試みられる検査法として,出血シンチグラフィーと血管造影がある.特に出血シンチグラフィーは低侵襲的で,血管造影より鋭敏であることより日常臨床でしばしば実施される.しかし,プラナー像では空間分解能に劣り,出血源の正確な局在診断にしばしば難渋する.そこで,われわれはSPECTとCT画像の融合像あるいはSPECT装置とCT装置が合体したエミッションCT装置の有用性を考える.

参考文献

1)Welch CEA, Hedberg S. Gastrointestinal hemorrhage I : General considerations of diagnosis and therapy. Adv Surg 7 : 95-148, 1973
2)Alavi A, Dann RW, Barum S, et al. Scintigraphic detection of acute gastrointestinal bleeding. Radiology 124 : 753-756, 1977
Tc RBC scintigraphy : Correlation of gastrointestinal bleeding rates with scintigraphic findings. AJR 148 : 869-874, 1987
4)小森剛,小倉康晴,足立至,他.Automatic Registration Tool (ART)を用いたSPECT/CT(MRI)融合画像の有用性.メディカルレビュー 89 : 15-20, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?