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特集 消化管の出血性疾患2005 ノート
1.内視鏡下生検後の出血と抗凝固剤・抗血小板剤服用患者に対する注意点
著者: 飯石浩康1
所属機関: 1大阪府立成人病センター消化器内科
ページ範囲:P.709 - P.711
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血液疾患や肝硬変などの基礎疾患によって止血機能が非常に悪い患者や抗凝固剤,抗血小板剤の服用者を除けば,生検後の出血は極めてまれである.その正確な頻度は不明であるが,日本消化器内視鏡学会の偶発症に関する第3回全国調査報告1)では,パンエンドスコープと大腸スコープを使用しての出血の頻度をそれぞれ0.001%,0.007%と報告している.すべてに生検がなされているわけではないし,この中にはEMRやポリペクトミーに伴う出血も含まれているので正確な数字は算出できないが,生検後の出血の頻度は数万件に1件程度と推測される.
血液疾患や肝硬変などの基礎疾患によって止血機能が非常に悪い患者や抗凝固剤,抗血小板剤の服用者を除けば,生検後の出血は極めてまれである.その正確な頻度は不明であるが,日本消化器内視鏡学会の偶発症に関する第3回全国調査報告1)では,パンエンドスコープと大腸スコープを使用しての出血の頻度をそれぞれ0.001%,0.007%と報告している.すべてに生検がなされているわけではないし,この中にはEMRやポリペクトミーに伴う出血も含まれているので正確な数字は算出できないが,生検後の出血の頻度は数万件に1件程度と推測される.
参考文献
1)金子榮蔵,原田英雄,春日井達造,他.消化器内視鏡関連の偶発症に関する第3回全国調査報告―1993年より1997年までの5年間.Gastroenterol Endosc 42 : 308-313, 2000
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4)日山亨,田中信治,吉原正治,他.消化器内視鏡検査・治療が関係した民事裁判判決の検討.Gastroenterol Endosc 46 : 911-918, 2004
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