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今月の主題 早期胃癌に対するESDの適応の現状と今後の展望 主題
早期胃癌に対するESDの評価―私はこう考える
著者: 八尾恒良12
所属機関: 1佐田病院 2福岡大学
ページ範囲:P.104 - P.105
文献購入ページに移動“現状”に対する危惧
ESD(endoscopic submucosal dissection)に対する隠れた批判は少なくない.特に外科医はESDの合併症のみでなく,poor riskあるいは手術拒否という理由で内視鏡治療が行われ,follow upされ,進行癌に成長したあとで手術させられた症例や,明らかなsm2~3癌,どうかすると,進行癌に対して内視鏡治療を行ったあとで手術を依頼された症例などの経験を有している人が少なくないからであろう.
ESD(endoscopic submucosal dissection)に対する隠れた批判は少なくない.特に外科医はESDの合併症のみでなく,poor riskあるいは手術拒否という理由で内視鏡治療が行われ,follow upされ,進行癌に成長したあとで手術させられた症例や,明らかなsm2~3癌,どうかすると,進行癌に対して内視鏡治療を行ったあとで手術を依頼された症例などの経験を有している人が少なくないからであろう.
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